第15回ダヴィンチマスターズREPORT

2019年12月05日 14:29

第15回ダヴィンチマスターズ in 学習院女子大学 開催!
2019年6月16日(日)


自己肯定感、非認知能力といわれる論理的思考力や
コミュニケーション力を育む体験イベント!


体験プログラムマクセルホールディングスによるプログラム
みんなでデジタルすいぞくかんをつくろう!」の様子

実験や観察などの体験を通じて科学や数理への興味を抱く“きっかけづくり”を行なう
人気のイベント「ダヴィンチマスターズ」を、2019年6月16日(日)、
新宿区の学習院女子大学で開催しました。
来場人数:258名

子どもたちは今回初めてブログラムに加わった「魔法の水」をはじめ、
図形認識と思考力を鍛えるパターンブロック、生き物観察、
磨くと光る不思議な石の謎に迫るなど、アート、算数、理科に関する
コンテンツを楽しみました。

魔法の水
開成中学・高等学校 宮本一弘教諭


あるものを加えると、コップの中の液体が青くなったり、赤くなったり…
みんなで実験しながら、液体の性質について考えました。
子どもたちも興味深々! 人気のプログラムとなりました。


身の回りにある液体についても、お家の方と一緒に調べてみることを促し、
また注意することも併せて伝え、家庭での振り返りにつなげていました。
体験から得た知識は、その時の感動や感情とつながって、
より鮮明に意識の中に定着します。
理科の授業で、アルカリ性や酸性の単元になったときに、
あらためて活きてくる内容のプログラムとなりました。

パターンブロックで作品を作ろう!
株式会社東洋館出版社


楽しく遊び、図形感覚が自然に身につく「パターンブロック」。
タスクカードの枠の中に並べたり、グループで作品づくりをしたりと
盛りだくさんの内容をお届けしました。
感覚は知識で学ぶものではなく、体感から得る部分が大きいものです。
ブロックを使って、様々なものをつくっていきました。


お土産にブロックをもらい、「帰ってから早速作って見せてくれた」「購入したい」
という保護者の声も多く聞かれました。
家庭でのコミュニケーションや振り返りにもつながるプログラムでした。

「にぼしの解剖!」
学習院女子大学 国際文化交流学部 日本文化学科 品川明研究室


自分自身で触って感じ、発見した不思議は深い学びへとつながりました。
プログラム終了後には、自身で解剖した「にぼし」を持ち帰り、
自宅での学習につなげました。


最初は生きものについてのクイズで、難問にも意気揚々と答える子どもたち。
スライドや写真でわかりやすい解説もあり、
生きものについての新しい学びにつながりました。

「みんなでデジタルすいぞくかんをつくろう!」
マクセルホールディングス株式会社


マクセルホールディングスの社員の方々によるプログラムです。
これまでにも「魔法のボード」というプログラムをご提供いただき、
子どもたちに大人気でしたが、今回は新しいプログラムを実施しました。
自社製品の超短投写プロジェクター「MP-SW51MJ」と
専用タッチスクリーン「MT-01J」を用意し、子どもたちがそれを使って、
みんなで協力しながら「デジタルすいぞくかん」をつくるプログラムです。


タッチスクリーンの使い方を教わった子どもたちは、
水の生きものをみんなで描いていきます。
図鑑を見ながら、好きな魚を描いたり、自分なりにアレンジしてみたり…
みんなで描いた “うみの生きもの” たちをPCに取り込むと、
自由に描いた生きものが「デジタルすいそう」の中を自由に泳ぎます。
自分たちの作品を家族にも見てもらえるように、動画を YouTube にアップロードし、
URLを二次元バーコードに変えたステッカーを、
子どもたちへのお土産に用意してくれました。

▽YouTube
◆マクセル 「みんなでデジタルすいぞくかんをつくろう!」【その1】
https://www.youtube.com/watch?v=eUKJnXrZSaw
◆マクセル 「みんなでデジタルすいぞくかんをつくろう!」【その2】
https://www.youtube.com/watch?v=63x-kmpHmKU

「どこまでも飛び続けるグライダー」
学びの創造塾 奥山勇太郎先生


室内で、あなたが歩くとあなたの前を飛び続けるグライダーをつくりましょう!
なぜ歩くと飛ぶのでしょうか?大切なことは目にみえませんが、
この不思議な現象に子どもたちの関心はかなり高いようです。
まずは先生から、説明を聞きます。どうやら風の影響があるようです。


自分たちで作ったグライダーを実際にみんなで飛ばしてみると…
あれっ?うまく飛ばない!?
飛ばない時に、一体何が原因なのかを考えることが大切です。
グライダーを調節してみたり、歩き方を変えてみたり、みんなで試行錯誤。
なぜ飛び続けたのか、あらためて先生から理由を聞いた子どもたち。
自分たち自身で、実際に試行錯誤して体験しているからこそ、
イメージできて理解しやすくなります。
抵抗や気流についての学びにつながるきっかけになりました。

「消える絵!?」
桜美林中学高等学校 柏 恭子教諭


先生が拡大図を用意して、仕組みを説明してくれました。
その説明を聞いていると消える理由には「でんぷん」が関わっているようです。
でんぷんとは何か、どんなものに入っているのかを、
先生の説明と、実際に自分たちで実験をしながら調べていきます。
ヨウ素液とでんぷんが反応すると、青紫色になる。
この原理を利用して「ごはん・じゃがいも・さつまいも・にんじん・
バナナ・小麦粉など… 」
子どもたちはヨウ素液を数滴たらしながら変化を見ていきました。
この方法を使うと、身近にある食べ物や植物の中にでんぷんが含まれていることが
よく分かります。

 

 

マスターズ大会(任意参加) 各学年の成績優秀者発表

マスターズ大会とは、ペーパーテスト方式で算数と自然科学領域の出題に挑戦するものです。
算数は、学年に応じた思考力の限界にチャレンジします。
自然科学は、日常生活の中の身近な物事にも疑問を持ち、観察し、推測するきっかけとなるような問題を出題しました。(学年は受験時の学年)

1年生 西尾 真啓さん 文京区立 窪町小学校
2年生 大渕英仁さん B・S小学校
2年生 藤田 陽翔さん 星美学園小学校
2年生 方 諾亜さん 杉並区済美小学校
3年生 C.Kさん 千駄木小学校