2018年11月07日 00:50

なまはげも飛び入り参加 !? サマースクール in 秋田大館の参加者と交流会開催!

2018年9月30日(日)、8月末に開催された「ダヴィンチマスターズ 2018年 サマースクール in 秋田大館(おおだて)」に参加された方との大館交流会を開催しました。

台風24号の影響で20時にはJR各線が運休するとニュースになったにも関わらず、8組の家族が東京・銀座の秋田料理を楽しめる「なまはげ銀座店」に集まり、約1ヵ月ぶりの再開を楽しみました。

ほどんどの方が今回のサマースクールで知り合ったにも関わらず、親子ともどもすでにみんなとても仲良し。子どもたちはさっそくゲームをしたり、追いかけっこをしていました。

「ダヴィンチマスターズ 2018年 サマースクール in 秋田大館」は、2018年8月26日(日)~29日(水)の3泊4日で、親子ペア限定10組で開催されたサマースクールです。首都圏では体験できないフィールドワークや生物観察はもちろん、子どもたちは釈迦内小学校、花岡小学校で秋田の子どもたちと一緒に授業を受けたり、親御さんは「秋田式家庭学習、自学の身のつけ方」や「人間力を育む秋田式子育ての秘訣」など、全国学力テスト上位の秋田県の教育も体験、親子それぞれが学び、楽しんだサマースクールとなりました。

帰ってきてから大きな変化 秋田で子どもたちは大きく成長!

サマースクールに参加したきっかけは、みなさんそれぞれ。2017年に群馬で開催したサマースクールに参加してとてもよかったから今回も参加された方、2018年6月に開催した「ダヴィンチマスターズ」に参加して開催を知り興味を持った方、お友だちから誘われて参加した方、Facebookを見た方、親子で参加できるサマースクールを探していた方もいらっしゃいました。親子で参加可能なサマースクールは他になかったそうです。

サマースクールを楽しんだことはもちろんですが、帰って来てからのお子さんの変化を尋ねると、お母さん方からはたくさんの子どもたちの嬉しい成長を聞くことができました。

 

「自分のことを自分でするようになったかな。学校の準備とか、時間を見て学校に行くようになったり、自立心が生まれたかなと思います。今も秋田で宿泊させていただいた方とお付き合いがあって、『お母さんを助けてあげて』なんて言われたりしているのかもしれないけど、そういう気持ちが芽生えてきたのかもしれない。小学3年生で、いいタイミングで参加できたかなと思います」

「曲げわっぱの制作体験が、とてもよかったです。先日の遠足に曲げわっぱでつくったお弁当箱を持っていったんですが、まわりの友だちからの評判も良く、お友だちが家に帰ってお母さんに買ってほしいと頼んだそうです。秋田でお世話になった方々にもちょっとお礼ができたかなって思っています。曲げわっぱは家でも夕飯のときに話題になったり、主人はサマースクールに参加していないので、つくり方を教えてあげていました」

「秋田に興味が湧いて、テレビで秋田が取り上げられていると興味深そうに観ているし、天気予報でも『秋田は明日晴れだ』とか。あと動物に興味がなかったんですが、秋田犬にだけは反応するのようになりました。親子ともども、以前よりも秋田に親近感と興味を持ちました。今でも家族でサマースクールの話はよくします」

 

釈迦内小学校の取り組みに感動 自らもプロジェクトを企画!

なかでも、ひまわりの種から油をつくり、販売することで自分たちの修学旅行の費用をつくる「サンフラワープロジェクト」に参加して感動した 3年の山田真央ちゃんは、ほとんどできていた防災に関する自由研究を急遽「サンフラワープロジェクト」に変更。時間のない中で仕上げた自由研究は学校でも大変評価されるとともに、自らも何かやりたいと、ペットボトルを回収して校章入りの下敷きなどにリサイクルして学校の文化祭などで販売、修学旅行の費用にする「ペットボトルプロジェクト」を友だちと先生と立ち上げようと話し合いをしています。

 

「修学旅行のお金は両親に出してもらうものだと思っていたけど、釈迦内小学校のみんなが自分たちで費用をつくっているのに感動して、私もやってみたいと思いました」と真央ちゃん。修学旅行の費用に少しでも役立てられることを目標に、いろいろな人を巻き込みながら大人顔負けの行動力で前進しています。

 

この自由研究について真央ちゃんのお母さんは、答えではなくヒントを教え、自分で考えて調べることを促したそう。これは普段からも心がけていることで、真央ちゃんは本やiPadなどでいろいろと調べて、自由研究をつくったそうです。また今回のサマースクールをきっかけに、「行ったところについては、自分でいろいろと調べるようになりましたね」とお母さん。

 

親子で参加はどうだった? なまはげも乱入!

お話をお伺いした5名のお母さんのうち2名は親子で参加できるサマースクールを探していましたが、3名は子どもだけの参加が望ましかったそうです。しかしみなさん、「子どもがどんなことをしているかがわかるし、同じ情報を共有しているので、家に帰って来てからも話がしやすく、内容も濃くなります」と、結果としては親子参加で良かったと感じていらっしゃいました。また、「親がいると甘えちゃうこともあるから、子どもの自立を考えると、次回はひとりでもいいかな」ともおっしゃっていました。

サマースクールには参加できませんでしたが、この大館交流会には2名のお父さんも参加。サマースクールから帰ってきたお子さんの目がイキイキしていたのが印象的だったというお父さんは、「普段はあまり学校のことは話さないけれど、サマースクールのことはいろいろと話してくれました」。

もうひと方も、「とても楽しかったようで、帰って来たときはちょっと興奮気味でした。秋田でつくった曲げわっぱをとても大事にしていて、毎朝使っています。木が湿気を吸収してくれるので、焼いたパンをのせてもサクサクしておいしいそうです。私には使わせてくれないんですよね」と、苦笑いしていました。

 

大館交流会の終盤には突如なまはげが乱入! 秋田の子どもたちは小さい頃から刷り込まれているので大変怖がるそうですが、こちらの子どもたちは大喜び! いろいろ質問したり、触ったり、なまはげにくっついていました。

 

そして最後はみんなで記念撮影。台風がなければ朝まで続きそうな勢いでしたが、今回は電車が動かなくなる前に、次回の開催を願ってお開きになりました。