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子どもたちの可能性を引き出す
理数系教育とコミュニケーションがなぜ大切かを伝えたい

2020年、教育改革が行われます。文部科学省では今後必要とされる能力として“論理的思考”と“コミュニケーション力”を掲げています。つまりこれからの時代、今まで経験がないことや、答えのない課題に対して考え、自分なりの答え(意見)を持ち、コミュニケーションしていくことが求められるといえます。

では、考える力、コミュニケーション力はどのように養っていけばいいのか。ここで見直したいのが、算数と理科です。

算数の問題には“考える力を養う”要素が詰まっています。一方、理科の実験や観察には、PDCAサイクル(plan-do-check-act cycle)を意識することを習慣づけられる要素が詰まっています。幼少期に、実験や新しい何かを発見することが楽しいと感じることは、学習意欲に自然に結びついていきます。

“やりたい”と思える遊び(実験)に夢中になり、試行錯誤すること、その中から芽生えた自発的な取り組み(遊び)を通しての習慣づけが、あらゆる学習への意欲に通じ、学力向上、非認知能力(意欲・協調性・粘り強さ・忍耐力・計画性)を高めることにも貢献しているといわれています。

ところが約20年前から日本では青少年の「科学技術離れ」「理科離れ」が指摘されています。もちろん、文部科学省もこの状況に対し、2002年から高等学校および中高一貫教育校で「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定をしたり、2003年からは小・中学校を対象にした「理科大好きスクール」事業を開始するなど、様々な取り組みを行っています(※1)。

さらに2016年1月に開催した理工系人材育成に関する産学官円卓会議(第6回)で配布された資料によると、理系進学者の理系志向は小中学時に大きく固まることが指摘され(※2)、これに対し、「次世代科学者育成プログラム」として小学校5年生~中学校3年生を対象に、大学、高専、研究機関等の場を活用した、理数分野に高い能力を有する者を発掘し、学校の教育課程を越えたプログラムを提供するといったことも試みられています。

また民間企業・NPO等によるワークショップやサイエンススクールも増えています。しかしながら、こうした試みは、限られた層にしか届いていないのが現状ではないでしょうか。子どもたちが生きる未来は、一部の限られた層だけが作り上げるわけではありません。より多くの、未来を担う子どもたちのために、学校・地域・家庭が何をすべきか。

そこで発足したのが「ダヴィンチマスターズ」です。

「ダヴィンチマスターズ」では、理数系の体験を、楽しみながら重ねていくためのコンテンツを提供しています。そのコンテンツを自分で体感した子どもたちが、楽しいという気持ちを育み、自ら興味を持って、知らないことへ挑戦をしていく“きっかけづくりの場”にしたい。それにより子どもたちの可能性を広げ、私たちが生活する社会の発展、未来の豊かさにつなげたい。人や地域とのつながりがより深くなるようにしたいと考えているのです。

さらに、東京大学では、幼少期に自然に親しむ遊びをしていた子どもは「環境配慮の思いが自然に親しむ遊びをしていない子よりも高い」という調査結果を発表していますが(※3)、「ダヴィンチマスターズ」では教室を飛び出した、自然体験教室も行い、「体験」の場を広げています。自然の中では自分とだけ向き合ってはいられません。周りの人の協力を得ることの大切さも、学んでいくことができます。自然に、コミュニケーション能力が高められるのです。

子どもたちはみな可能性を秘めています。その可能性を引き出してあげられるかどうかは私たち大人にかかっています。

子どもたちの未来のために、ぜひ本活動をご支援いただければ幸いです。

※1:文部科学省「科学技術・理科大好きプランの主な施策」参照

※2:経済産業省大学連携推進室「理工系人材育成に係る現状分析データの整理」参照

※3:東京大学「日常的な自然体験は子供の生物多様性保全意識を向上させる」

マスターズ大会 作問の範囲と方向性

ダヴィンチマスターズ大会は、理数系分野のイベントです。
イベントでは、楽しいから興味を抱きもっと知りたいと思う心を育てるきっかけを提供します。“遊びから学び”へつなげていくことが、“自発的に学ぶことにつながる”と考えているからです。

また、マスターズ大会では、ペーパーテスト方式で、論理的思考を問う算数と、日常における観察眼とそこから想像し得る推測に力点を置く自然科学を出題していきます。

これからの社会では多様性が求められ、論理的に物事を考え、人に伝え理解してもらうことが必要となります。また、同様に理解してあげることも大切です。
そのうえで、論理的思考を鍛える算数は大切な役割を担っています。
また、自然科学は、観察し、疑問を持ち、解決させるという、PDCAサイクル(plan-do-check-act cycle)が基本となるため、幼少期にこのPDCAサイクルを身に付けることは、学習における自発的に学ぶ素地を身に付けることにつながっていき、非認知能力(意欲・協調性・粘り強さ・忍耐力・計画性)を高めるとされています。

出題領域に関しては、文部科学省の指導要領他から、本大会が目指す目的と合致する要件を抽出し、出題していきます。

算数領域
出題する算数の内容
論理 数と量 空間と形 変化と関係 データと不確実性
考える力 筋道を立てた考え方
情報・条件を使いこなす力
物の形を認識・想像する力
理科領域
出題する理科の内容
生物 地球(地学) 物質(化学) エネルギー(物理)
動植物・古生物等 地学・天文学等 空気・金属他 電気・磁力他
考える力 観察する力
疑問を持つ力
解決する力

マスターズ大会について

参加費用:3,500円
実施時間:40分間
マスターズ大会終了の約2~3週間後、採点結果、解説・講評、問題用紙をご自宅に郵送いたします。
成績優秀者につきましては、賞状を授与し、ホームページ上にてお名前(ご希望に応じイニシャル等)・学校・学年を公表いたします。
なお、解答用紙の原本は返却いたしません。また、理科分野における採点基準は作問監修者の判断となります。