第17回ダヴィンチマスターズREPORT

2019年12月06日 17:30

第17回ダヴィンチマスターズ in 学習院女子大学 開催!
2019年9月29日(日)

自己肯定感、非認知能力といわれる論理的思考力や
コミュニケーション力、社会意識力、行動力を育む体験イベント!

科学や数理などの実験や観察などの体験を通じて、非認知能力を育む
人気のイベント「ダヴィンチマスターズ」を、2019年9月29日(日)、
新宿区学習院女子大学で開催しました。
来場人数:131名

子どもたちは久しぶりに登場したプログラム「あさりの解剖」をはじめ、
科学的要素の高い「魔法の水」「消える絵」「犯罪科学捜査に挑戦!」などの
コンテンツを楽しみました。

「犯罪科学捜査に挑戦!」
学習院大学文学部教育学科 飯沼慶一研究室


ここはある小学校の教室です。クラスで飼っていたウサギが誰かに盗まれてしまいました。
参加者の子供たちは科学者になって犯人を見つけ出すプログラムです。
推理と検証実験を用いて犯人を導き出します。


本プログラムはカリフォルニア大学ローレンス科学館GEMSプログラムで、
学習院大学文学部教育学科飯沼慶一教授の指導のもと実施しました。
子どもたちが場面を想像しやすいように、学生スタッフによる劇も入れながら
犯罪科学捜査に挑戦しました。容疑者は怪しい人物ばかりですが、
「怪しいから」という理由だけで捕まえることはできません。


子どもたちは犯人を探し出す証拠集めから、自ら考えなくてはなりません。
「鑑識」「指紋調査」「化学分析」など、特有の言葉が子どもたちの瞳を
一層輝かせていました。

捜査に使用した「試験紙」をお土産に持ち帰ることで、
ご自宅での振り返りにもつなげました。

「消える絵」
桜美林中学高等学校 柏恭子教諭


前回の「ダヴィンチマスターズ」で初めて登場したプログラム「消える絵」は、
遊びを通して、科学の不思議や面白さを知ることのできるプログラムです。
ある液体を使って絵を描くと、その絵が消える!?
どうして消えると思う…?まずはその理由を探っていきます。
先生が拡大図を用意して、仕組みを説明してくれました。
ある物質が関わっているようだと、子どもたちは理解します。

その物質がどのようなものに入っているのかを、グループで協力しながら
自分たちで実際に実験をして調べていきます。
変化が起こると各所で歓声が上がり、
子どもたちは楽しみながら知識を得ていることが感じられます。
この方法を使うと、身近にあるものの中に、
その物質が含まれていることがよく分かります。


そして、この物質の反応を使って書いたり消したり・・・「消える絵」を楽しみました。
科学は難しいと思いがちですが、身近なものを使うことでわかりやすく、
楽しく学ぶことができました。

魔法の水
開成中学・高等学校 宮本一弘教諭


あるものを加えると、コップの中の液体が青くなったり、赤くなったり……
みんなで実験しながら、液体の性質について考えました。
また最後には身の回りにある液体についても、
お家の方と一緒に調べてみることを促し、また注意することも併せて伝え、
家庭での振り返りにつなげていました。

アルカリ性、酸性、中性の性質を利用し、コップの中の液体の色を変化させます。
アルカリ性は液体を青く変化させ、酸性は赤く変化させる。
その変化の間で一瞬だけ紫になるのは中性になっていることを説明し、
そこからは子どもたち自身が考える時間です。


この液体を加えたらなぜ青くなったのか。青くなったからこの液体はアルカリ性なのか。
ドライアイスを加えたらピンク(赤)になったのは、
酸性になったからだ──考えていく中で、
アルカリ性や酸性について体験から学べました。

体験から得た知識は、その時の感動や感情とつながって、
より鮮明に意識の中に取り込まれます。
理科の授業で、アルカリ性や酸性の単元になったときに、
あらためて活きてくる内容のプログラムとなりました。

「二枚貝の不思議 あさりの解剖!」
学習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科 品川明研究室

二枚貝の色や形、住みか、食べているもの、
口がどこにあるかなどの生態を学び、生きものの役割や、
他の生き物とのつながりを知ることができました。


子どもたちは、自らあさりを解剖して、口がどこにあるか、
どうやって呼吸しているかを観察。
普段食べているあさりなどの二枚貝の不思議を、
みんなで感じ取りました。

自分自身で触って感じ、観察する中から発見した不思議は
深い学びへとつながりました。
気づいたことは学習メモに記入して、
学んだことを自分の言葉でまとめることにもつながりました。

プログラム終了後には、自分で解剖した「あさり」を大切に持ち帰り、
自宅での学習につなげました。


初めて出会う子ども同士、最初は緊張した様子も見られましたが、
協力して作業したり相談したりする中で、あっという間に仲良くなり、
どの教室からも、子どもたちの歓声や笑い声が聞こえていました。

マスターズ大会(任意参加) 各学年の成績優秀者発表

マスターズ大会とは、ペーパーテスト方式で算数と自然科学領域の出題に挑戦するものです。
算数は、学年に応じた思考力の限界にチャレンジします。
自然科学は、日常生活の中の身近な物事にも疑問を持ち、観察し、推測するきっかけとなるような問題を出題しました。
(学年は受験時の学年)

1年生 Y.K さん 白百合学園小学校
2年生 布施皓己さん 武蔵野第一小学校
3年生 Y.Hさん 新宿区立津久戸小学校