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2018年11月20日 16:06

第8回 ダヴィンチマスターズ(in 学習院女子大学)開催!

子どもの “好き!” を見つけて、それを伸ばそう! 新コンテンツにアートプログラムが登場!

実験や観察などの体験を通じて科学や数理への興味を抱く“きっかけづくり” を行なう人気の無料イベント「ダヴィンチマスターズ」の8回目を、2018年6月10日(日)、学習院女子大学で開催しました。あいにくのお天気でしたが352名の子どもたちが参加、今回から事前に参加したいコンテンツを選べるようになり、どの子どもたちも興味あるコンテンツを楽しんでいました。

保護者控室ではコンテンツに参加できない小さなお子さんも楽しめるよう、2018年7月8日(日)から放送開始のテレビアニメ「スペースバグ」の上映や科学実験教室、そして屋外では気に入ったらあとから購入できる親子撮影会も開催するなど、たくさんの参加者の方に楽しんで、そして喜んでいただけるよう、盛りだくさんの内容としました!


宇宙に取り残されてしまった⼩さな⾍たちの大冒険を描くオリジナルフルCGアニメ「スペースバグ」は、2018年7月8日(日)TOKYO MX ほか放送スタート!(毎週日曜 あさ10時30分〜)

今回から親子撮影会を実施! コンテンツを楽しんでいる子どもたちの撮影も行ないました。いずれもあとから、気に入った写真を購入できます!


保護者控室では科学実験教室も開催! コンテンツに参加できないお子さんやコンテンツの合間、そして保護者の方にも楽しんでいただきました!


三角フラスコの中から何やらもくもくと出てきた!「触っていいよ」の先生の声に、恐る恐る触ってみる子どもたち

今回体験できたコンテンツは、A・Bグループそれぞれ2つずつのあわせて以下の4つ。

【Aグループ】
・科学:犯罪科学捜査に挑戦!(学習院大学文学部教育学科飯沼慶一研究室)
・アート:紙粘土を使ったワークショップ「『ひつじのショーン』の世界を自由につくろう!」

【Bグループ】
・科学:暗号を解いて、宝を探し出せ!(学習院大学文学部教育学科飯沼慶一研究室)
・アート:アートプログラム なんのたまご?(横浜国立大学教育学部大泉義一研究室)

「犯罪科学捜査に挑戦!」と「暗号を解いて、宝を探し出せ!」は、毎回大人気の学習院大学文学部教育学科飯沼慶一研究室のコンテンツ。「犯罪科学捜査に挑戦!」では “ペーパークロマトグラフィー” という科学分析のしくみを使い、「暗号を解いて、宝を探し出せ!」では “回折格子(かいせつこうし)” を使って光を分解、それぞれ色について学びます。どちらも実験をしながら謎を解くスタイルのため、子どもたちは一心不乱に取り組み、謎が解けたときには大喜び! とても盛り上がるコンテンツです。

「『ひつじのショーン』の世界を自由につくろう!」は紙粘土を使ったワークショップで、サプライズでショーンも登場! これも毎回大好評のコンテンツです。


 紙粘土に絵の具を練り込んでカラー紙粘土をつくり、思い思いのショーンをつくります


『ひつじのショーン』をつくるワークショップにはショーンが登場! たくさんの子どもたちのユニークなショーンに、やってきたショーンも大喜び!

 今回新たに登場したコンテンツは、横浜国立大学教育学部大泉義一研究室の「アートプログラム なんのたまご?」。

白い風船の中に小麦粉やストローを短く切ったパイプなどを入れてたまごの形をつくり、普段目にする何気ないものを少し違った形にして、その感触を “味わい直し”、“新たな気付き” を得ようというものです。さらに子どもたちが周囲と協力しながら能動的に表現活動を行なうことを促します。


横浜国立大学教育学部の大泉義一先生が子どもたちに説明。半分に切ったペットボトルの飲み口部分に白い風船を取り付け、小麦粉や片栗粉、ビーズなどを詰めていきます。お家でやるときは、切ったペットボトルの縁で手をケガしないように注意してください


詰める作業もとても楽しそうですね。何のたまごになるかな?


「入ってきた入ってきた。もうちょっと入るんじゃない?」なんて話してそうです。目が真剣ですね


できたたまごを持って記念撮影! お母さん、お父さんに触ってもらって、中身を当ててもらおう!

意外!“リウマチ” は子育て世代に多い病気 子どもの「これつくった」に、なんて言う?

保護者向け教育講演会は、医学博士・湯川リウマチ内科クリニック院長 湯川宗之助氏による『医者ができる社会貢献と教育』と、「アートプログラム なんのたまご?」の講師も務めた横浜国立大学教育学部准教授 大泉義一氏による『子どもの可能性を最大限に引き出す大人のかかわり』を開催しました。

リウマチは高齢者の方がなる、関節が曲がってしまう治らない病気と思いがちですが、実は子育て世代の30代〜50代の患者がもっとも多いという湯川院長のお話には、多くの方が衝撃を受けていました。

発症すると子育てや仕事にも不都合が生じますが、いまでは良い薬があり、早くから適切な処置を行なうことで、痛みを感じず普通の生活をおくれるようになるそうです。湯川院長はリウマチに対する間違えた認識で苦労されている方をなくすため、治療はもちろん、講演などの活動を行なっています。


湯川リウマチ内科クリニック院長 湯川宗之助氏による講演『医者ができる社会貢献と教育』。リウマチに関するお話はもちろん、医者という仕事についての話もしてくれました


湯川先生は講演が終わったあともたくさんの保護者から質問を受け、それにていねいに応えていました

そしてご自身も小学生のお子さんの子育てをしている大泉義一先生のお話は、子どもが学校や「ダヴィンチマスターズ」のようなワークショップでつくったものを見せに来たとき、子どもの可能性を最大限に引き出すために、どのような反応、声の掛け方が良いかについて。

「普通のことだから、すでにやっている方はたくさんいると思うけど」と前置きしたうえで、「うまいことを言おうとしてもダメで、子どもがやったことに対して本当に共感、理解することが大切。子どもたちは言葉ではない、親の態度からも敏感に感じ取ります」。そして子どもの「これ見て!」には3つの意味があると紹介してくれました。

① つくった作品を見て
② 私の考えを見て
③ 私を見て

① だけでほめてもダメ。子どもたちがどう考え、工夫したかを理解することが大切。そして子どもを下に見るのではなく、しっかりとした存在として、尊敬の念を持って捉えることが大切と、「忙しいと忘れがちになるので、気をつけましょう」と、話してくれました。

参加者を3つのグループに分け、アルミホイルを使ったワークショップをするなど珍しい講演スタイルに、最初は少し戸惑いながらもみなさんとても楽しんでいました。

子どもたちが「ダヴィンチマスターズ」でつくった作品を見せに来たら、大泉先生のアドバイスどおり上手に感想を言えたでしょうか? ぜひ教えてください!

今回の「ダヴィンチマスターズ」も、たくさんの子どもたち、保護者の方が楽しみながらいろいろなことを学んでいました。家でもできることは、ぜひ続けてくださいね。 次回は2018年8月10日(金)に横浜のハウスクエア横浜で、2018年9月16日(日)には京華中学高等学校で開催! ぜひご参加ください!


横浜国立大学教育学部准教授 大泉義一氏による『子どもの可能性を最大限に引き出す大人のかかわり』。大泉先生はデザイン、アート、教育を専門にしています


講演なのに保護者の方もワークショップ、びっくりしたけど、笑い声の絶えない楽しい時間になりました


「犯罪科学捜査に挑戦!」では、小学校からうさぎが盗まれた! メッセージに使われたサインペンのインクから、犯人を見つけ出そう!


まずは5人の容疑者が持っていたサインペンで紙に線を書いて、虫眼鏡で見てみよう。色は全部「黒」。虫眼鏡で見ると、何か違いがわかるかな?


「犯人がわかった人!」の声にいっせいに手があがります。子どもたちはペーパークロマトグラフィーで犯人を見つけたようです


「犯人を捕まえろ!」の声に、子どもたちが押し寄せました。みんな楽しそう!


「暗号を解いて、宝を探し出せ!」では、透明、緑、赤の3枚のセロファンで「暗号解析機」をつくります。透明のセロファンで光を見ると、どんな色が見える?


見えたものを紙に描く子どもたち。虹みたいな色が多いですね


いよいよ暗号を解析! 何が書いてあるかわかるかな? カラーフィルムを通すとよく見える色と見えない色があることがわかります


「宝の隠し場所がわかった人!」に子どもたちはいっせいに動きだし、全員宝を見つけました。宝はみんなで山分け!


「ダヴィンチマスターズ」では、論理的思考を問う算数と、日常における観察眼と推測に力点を置く自然科学を出題するペーパーテスト「マスターズ大会」も実施しています

マスターズ大会(任意参加) 各学年の成績優秀者発表

マスターズ大会とは、ペーパーテスト方式で算数と自然科学領域の出題に挑戦するものです。
算数は、学年に応じた思考力の限界にチャレンジします。
自然科学は、日常生活の中の身近な物事にも疑問を持ち、観察し、推測するきっかけとなるような問題を出題しました。

(学年は受験時の学年)

1年生 寺町 遙晟さん 学習院初等科
1年生 大橋 珠季さん 東京学芸大学附属世田谷小学校
2年生 渡辺 智仁さん 学習院初等科
3年生 J.Kさん 誠之小学校
4年生 H.Nさん 学習院初等科

※第8回ダヴィンチマスターズは、新1年生~新4年生を対象として開催されました。